骨盤矯正について正直にお伝えします
「骨盤が歪む」は医学的に不正確です。実際に何が起きているか、そして当院が誠実にできることをお伝えします。
「骨盤矯正」という言葉について、まず正直に
「骨盤が歪んでいる」「骨盤を正しい位置に戻す」という言葉を目にすることがあります。しかし、医学的には骨盤の骨そのものが大きくズレたり、歪んだりすることはほとんどありません。骨盤は強靭な靭帯で固定されており、日常生活で容易に変位するような構造ではないからです。
では、「骨盤矯正」という言葉が広く使われているのはなぜでしょうか。それは、骨盤周囲の筋肉・筋膜・股関節の左右差や、体の使い方のアンバランスが、腰痛・姿勢の崩れ・骨盤まわりの不快感を引き起こしているケースが実際に多く存在するからです。
竜北スポーツ鍼灸院では、「骨盤の骨を動かす」という表現は使いません。その代わり、骨盤まわりの筋肉の左右バランスを整え、股関節・腰椎の可動域を確認し、正しい体の使い方を取り戻すことをゴールにサポートします。
こんなお悩みはありませんか
- 腰まわりや股関節に慢性的な重だるさや違和感がある
- 左右の股関節の動きに差を感じる
- 長時間座っていると骨盤まわりが痛くなる
- 産後から腰・骨盤まわりの不快感が続いている
- 姿勢が悪い・猫背・反り腰が気になる
- スポーツ中に左右で動きのブレを感じる
「骨盤の歪み」の正体とは
骨盤まわりの筋肉・筋膜の左右差:腸腰筋・大臀筋・梨状筋・中臀筋などが、利き手・生活習慣・スポーツの特性などにより左右で硬さや強さに差が生じています。これが姿勢や動作の非対称性として現れます。
股関節の可動域制限:股関節の動きが一側だけ制限されると、補償的に腰椎や反対側の股関節に負担がかかります。これが腰痛や骨盤まわりの不快感の原因になることがあります。
体幹インナーマッスルの機能低下:多裂筋・腹横筋などの深層筋が適切に機能していないと、骨盤が安定しにくくなります(Hides et al., 1994)。
産後の骨盤まわりの変化:リラキシンの影響で靭帯が弛緩します。産後は骨盤底筋群・体幹筋の機能回復が重要です。「骨盤を締める」だけでなく、筋機能の回復と動作指導が中心となります。
足部アライメントの影響(土台から骨盤を考える):人類は唯一の二足歩行動物です。足部の過剰な回内は、下腿内旋→大腿骨内旋→骨盤前傾という運動連鎖(kinetic chain)を引き起こす可能性があります(Tiberio, 1987; Pinto et al., 2008)。人間の身体は足元という「土台」の上に成り立っています。二足歩行で生活する私たちにとって、足元から整えることは少ない負担で大きな変化が期待できる、コストパフォーマンスの高いアプローチです。
当院のアプローチ
① トリガーポイント鍼灸:硬くなった腸腰筋・梨状筋・中臀筋・大臀筋などにアプローチ。左右バランスの改善をサポートします。
② 物理療法:ラジオスティム(ラジオ波)で深部温熱、超音波治療(LIPUS)で組織修復を促します。
③ 体幹インナーマッスルの機能強化:多裂筋・腹横筋・骨盤底筋群へのEMS+運動療法で、骨盤を安定させる筋力・協調性を回復します。
④ 足部評価・インソール対応:足部アーチ評価・歩行分析を行い、インソールによる足部アライメント改善を組み合わせます。
⑤ 動作・姿勢指導:日常の立ち座り・歩き方・スポーツ動作で骨盤への負担を減らす方法をお伝えします。
正直にお伝えしたいこと
「1回で骨盤が整う」「骨盤ベルトをするだけで治る」といった表現は、科学的根拠が乏しいか、誇大な表現であることが多いです。骨盤まわりの問題は、筋肉・筋膜・運動習慣・生活習慣が複合的に絡み合っており、継続的なアプローチが必要です。
改善に要する期間や、できることとできないことを最初に正直にお伝えした上でケアを進めます。骨盤まわりの不快感・姿勢の崩れ・産後のケアなど、気になることがあればまずLINEでご相談ください。
骨盤そのものより、筋肉・体幹機能から改善できます
竜北スポーツ鍼灸院では、鍼灸・運動療法・足部評価で、骨盤まわりの根本的なコンディションアップをサポートします。


